13.9.25 過去5年間に介護・看護のため前職を離職した者は48万7千人、このうち女性は38万9千人で、約8割を占める
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HP「MY介護の広場」から |
7月12日発表された総務省「平成24年就業構造基本調査」によると、前職を「介護・看護のため」に、過去5年間に離職した者は48万7千人となっている。男性は9万8千人、女性は38万9千人となっており、女性が約8割を占めている。
また、過去5年間ごとの推移をみると、介護・看護のため前職を離職した者は「平成9年10月〜14年9月」は52万4千人、「平成14年10月〜19年9月」は56万8千人と増加しているものの、「平成19年10月〜24年9月」は48万7千人と、減少に転じている。なお,過去1年以内(平成23年10月〜24年9月)に介護・看護のため前職を離職した者は10万1千人となっている。
介護のために離職した人の中には、経済的に行きづまったり、肉体的・精神的な負担からうつ状態になる人もいる。また、介護が終わった後の再就職も難しく、自分自身の「老後資金」に不安を感じることになりかねない。
「介護と仕事」の両立を図れるよう社会や職場環境が求められている。また、制度があっても、実際にそれが有効に活用されるような環境になっていない場合が少なくない。
→ 介護・看護を理由に離職・転職した人数 → 総務省「平成24年就業構造基本調査」
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